肝がんの症状

肝がんの症状

沈黙の臓器肝臓

 消化吸収された栄養を処理し、体内に行き渡らせる役割や、アルコールや各種化学物質を解毒する役割を持つ重要臓器が肝臓です。その重要度の為か、肝臓の機能にはかなりの余裕が持たされていて、ちょっとやそっとの障害では症状が出てきません。しかし、裏を返せば何らかの症状が出たときはすでに肝臓がかなりダメージを受けていることを示してもいるのです。はっきりと症状を感じられるようになった時には、癌の進行は後期から末期に入っていると考えても良いでしょう。

肝がんの症状

 先にも述べたように、肝臓はその機能にかなりの冗長性を持たされています。そのため肝がんの症状は他のガンに比べてもわかりにくく、かなり進行するまで明確な自覚症状が出ない場合が多いです。ただ、肝がんは肝硬変と併発することが多く、症状も肝硬変に似ますので、それを手がかりに判断することが可能です。
 主な症状は「蜘蛛状血管腫」「出血傾向」「食欲不振・倦怠感」「黄疸」「腹痛・腹部膨満感」「腹水」「吐血・下血」「貧血」「意識障害」などです。どうしても症状がわかりにくく、発見時期が遅れる関係か肝がんの生存率は高いものとは言えず、平均的な5年生存率は約30%(治療受けて)と言われています。

肝がんの治療

 肝がんの治療法としては、「手術による切除」「エタノール注入療法」「肝動脈塞栓法」などが用いられます。進行している肝がんに対しては手術が外され、放射線治療や化学療法が用いられるようになります。また、手術においても通常の開腹切除だけではなく、マイクロ波による焼灼や、ラジオ波による焼灼処置などの方法が有ります。ただ、肝がんは切除後の再発率がかなり高いガンであり、予後の経過観察や定期検診が重要なガンといえます。

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