認知症予防と青魚
認知症の予防
人生90年と言う時代になってきた昨今。高齢になれば体にある程度ガタが来るのは仕方有りませんが、心はしゃっきり健康で居たいものです。さて、そんな心の長寿を考える上で外せないのが認知症対策。特に、アルツハイマー型の痴呆症・認知症は気づいてからでは手の打ちようが少ないだけに、その予防策が重要になってきます。現在進んでいる最新の医療研究においては、食事が認知症に及ぼす影響が重要視されてきています。
脳に効く食品
では、どんな食品が認知症予防や症状改善に効くのか。現在様々な食品について研究がなされていますが、実験で効果が確認されたものとしては青魚とそこに含まれるDHAが挙げられるでしょう。
DHA自体は脳の発育に良いとされ、しばらく前から注目されてサプリメントも出ていますが、この度、島根大医学部の橋本道男准教授らが青魚に含まれるDHAやEPAを毎日摂る事で認知症の予防効果がある事を実証したそうです。実験室レベルの研究は幾つかあったようですが、実際の高齢者108人を対象に実証実験を行い、効果が確認できたのは初めてのことです。何でも、1日2本DHAやEPAを含む魚肉ソーセージと含まないソーセージを食べる群に分かれて、一年間経過を追ったところ、DHA入のソーセージを食べていた群では短期記憶や運動能力の低下が抑制されたとか。他にも、香川県にある松井病院で瀬戸内海の魚介を活かして、「一日三回青魚」と言う入院食を実施したところ、アルツハイマー型認知症の患者に意欲の増進や、対人関係の改善が見られたとか。
青魚の他で効果が期待されている食品としてはウコンなどが挙げられます。毎日青魚やウコンを取り続けられれば、その他の栄養的にもベストですが、なかなか実行は難しいところ。現在ではサプリメントや栄養強化食品も有りますので、普段の食事に青魚を積極的に取り入れて行くのに加えて、効率のよいサプリメントで補っていくのが手軽に初められる認知症予防と言えるでしょう。
