潰瘍性大腸炎の症状
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎とは大腸に潰瘍やびらんが出来る症状のうち、原因不明で非特異的なでき方をする症状につけられた呼び名で、原因不明なだけに治療困難な特定疾患、いわゆる難病とされています。血便や下痢などをきっかけに発見されることが多く、重症化すると発熱や体重減少、腹痛を伴うようになります。大腸以外の関節や眼などに合併症を起こす特徴があり、おそらくは免疫異常に端を発するのではないかと言う意見が出されています。再燃と緩解を繰り返すので、再燃を出来る限り抑えて緩解を出来る限り維持すると言う方向性で治療がなされているようです。
潰瘍性大腸炎の治療
潰瘍性大腸炎の治療に用いられる薬はステロイド剤、免疫抑制剤などです。薬の投与以外の治療法として透析による白血球除去や、重症化して穿孔、がん化した場合などには外科手術にて患部を摘出する場合もあります。ただ、根本的な原因が不明なままでの処置になりますので、どうしても対症療法的にならざるをえず、根治は難しいとされています。この他、各種新しい治療法が研究されています。症状が出ている状態では食事療法も導入され、大腸に負担をかけない高タンパク低脂質低繊維食が指導されるようです。漢方的な視座から見た場合、潰瘍性大腸炎は淤血(血の滞り)からもたらされると考えます。実際の処方は証(体質)によって変化しますが、気血の流れを良くする人参湯、人参湯合キュウ帰膠艾湯、桂枝加芍薬湯加紅参などが用いられます。一般的な下痢に対する漢方薬でもコントロールに奏功したという話も多く、根治と行かなくとも症状をコントロールするために漢方薬を用いるのも副作用が小さく有効でしょう。
