農家の年収・給料
最も基本の産業
人間が生きていくために絶対必要不可欠なのが食料。その食料を作るのは農家のお仕事です。勿論、食料だけに限らず花卉や飼料作物、エネルギー作物なども作るのが農家ですが、基本は食料生産に従事すると言ってよいでしょう。
日本の場合、大半の農家が個人や家族経営の小規模農家ですが、この頃は企業が生産に直接参入する例や、集落が農業法人を立ち上げて集落営農を行う例などが出てきています。生産量・販売額共にトップは米農家ですが、近年は減反政策の影響なども有り、野菜や果樹、その他穀物の比率が増えつつ有ります。販売の仕方も変遷してきており、以前は全て農協に納品して、そこから市場に出されると言うのがほとんどでしたが、この頃は地産地消から直売所などが発達したり、顔の見える農家として安全安心、品質を売りにブランド化したり、企業と専属生産契約を結んで生産を行ったり、極零細農家がネット販売でニッチ市場を開拓したりと多様化しつつ有ります。また、以前はどんな農産物も外見と品質だけで値段が決まっていたものが、食の安全への意識の高まりから、有機JAS認定獲得などのプライオリティを押し出して高付加価値を狙う動きも出てきています。
農家の収入
基本の産業である農家ですが、日本ではあまり優遇されている産業とは言えません。まず、小規模農家の場合、事業収入としては赤字という農家がほとんどです。この場合は兼業農家として別に収入があり、その上で土地を荒らさないために自分達用になにか作っていると言うパターンです。ある程度の規模になると年収で700万円~1000万円超えと言う例も出てきますが、大規模農家は設備投資や経常費用が非常にかかっており、借り入れの返済や気候変動のリスクなどを考えると充分な収入とは言えない額だったりします。台風の当たり所が悪くて損害1000万円ということもありうるのです。自分で土地を持ってやっている農家の場合、最低限餓えないというのが利点でしょうか。
